2008年1月27日日曜日

宮本武蔵

今日、金峰山の麓にある「霊厳洞」に行ってきた。宮本武蔵が晩年隠棲し、「五輪の書」を書き記したところである。すごい!岩窟の圧倒的な存在感。そして霊妙な空気感。「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」これが鍛練であると書いた宮本武蔵の自分に対するすざましい厳しさが伺える。絶対に負けられない、負けは死を意味する宮本武蔵の武芸者としての姿が見える気がする。とてもまねできそうもないが、自分なりの努力の仕方を編み出したいと感じた。そしてもうひとつ、「神仏は尊し、されども神仏に頼まず」と著したその奥に、武蔵も人間としてもしかしたら、時には神仏に頼りたい時もあったのではないのか、と感じた。しかし、この言葉は、見えない世界や占いに傾倒し過ぎている私達現代人に、人間本来の素晴らしさを教えてくれる言葉の様に思える。 村上

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